当クリニックだから実現できる
補綴指導医×専属歯科技工士による連携医療
歯科衛生士には馴染みはあるけど、歯科技工士には接したことすらないという方も少なくないでしょう。
精緻な補綴物の製作が求められる歯科クリニックにとっては、歯科技工士は「縁の下の力持ち」的な存在であり、
その技量が治療の成功に大きく影響してくるのです。
補綴指導医
難波 郁雄
補綴指導医として患者様一人ひとりに寄り添い、歯と噛み合わせを考えた永続性の高い治療を提供します。
自由診療なので一見高額な治療費のように見られがちな補綴治療ですが、その背景には二次的なむし歯を作らないように歯肉圧排と呼ばれる作業により、ビーム付き10倍の拡大鏡を使用し歯科医師が削った歯のラインをクリアーにしながら型取りの作業を進めています。歯肉圧排とは、歯肉に糸を巻くことにより、いったん削った歯のラインを外側に広げることにより補綴物精度をあげる型取りのために大切な作業です。
そこまでが、歯科医師の仕事で、その先は歯科技工士にバトンが渡されます。これはまさに、建築現場における設計士と大工の関係と言えるでしょう。
「デザイン通りの補綴物を製作」することが歯科技工士の役割となります。この役割は、補綴治療において非常に重要になります。歯科医師がどれほど完璧な準備をして完璧なデザインをしたとしても、歯科技工士がその意図を汲み取れず、また拙い技術しか持ち合わせていないと、治療そのものが失敗になってしまうためです。患者様にとって何の違和感もなく、完璧な噛み合わせの補綴物を製作するには、大工の中でもトップクラスの技術を持つ「宮大工」のような歯科技工士の存在が必要になるのです。
当クリニックの専属技工士は、20倍の実体顕微鏡で模型上で適合性の向上により二次的なむし歯を作らないように細心の心配りをしています。そして歯科技工士は患者様一人ひとり違う口腔内の状況によるデザインを苦慮しながら、患者様の利益になる補綴物や詰め物の噛み合わせのデザインをすることに専念して長期安定する補綴物の提供を大切にしています。
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Step01
歯科医師
ビーム付き10倍代拡大鏡を使用して治療
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Step02
歯科技工士
20倍実体顕微鏡を使用して技工作業
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Step03
補綴物の完成
永続性の高い使用により『費用対効果』の経済価値を創造
オーク銀座歯科クリニックでは、専属技工士が担当しています。これは歯科クリニックでは珍しいことです。多くの歯科クリニックは補綴物の製作は、外部の歯科技工所に委託しています。当クリニックに治療にいらっしゃる患者様の多くは、過去に受けた歯科治療が原因で噛み合わせ不良になってしまった方です。当然噛み合わせが非常に不安定な状態の方ばかりです。そんな患者様に装着する補綴物ですので、精度は限界まで高めなければなりません。そのためには歯科技工士との綿密な連携が必要になってくるのです。
様々な通信技術が発達した現在ですから、外部の歯科技工所に委託したとしてもかなりの情報を伝えることが出来るようにはなったと思います。しかし、細かい微妙なニュアンスのイメージを伝えるためには、歯科技工士が院内に常駐していることは非常に大きなメリットになるのです。
噛み合わせ治療の基本となる咬合理論には、欧米人型のものと日本人型のものが存在します。この日本人型の咬合理論ですが、歯科医師でも理解している人間はそれほどいません。ましてや、歯科技工士でそれを理解している人間を見つけることはかなり難しいと思います。
そこで当クリニックの院内歯科技工士の強みが発揮されます。当クリニックの歯科技工士は、歯科医師とともに様々な勉強会やセミナーに参加しており、かなり高いレベルで日本人型の咬合理論を理解しています。噛み合わせ治療にあたっての共通言語とも言うべき咬合理論を理解しているため、意思疎通が非常にスムーズに行うことが出来、より精度の高い補綴物を製作することが出来るのです。